こちらは,日本で読み切らずに持ってきた本(移動中に読了)。どういう経緯でこれを読んだか,分かる人にはすぐ分かりそうですが…。確かにおもしろいです。世の中に溢れている常套句をばっさり切っていくというのも興味をそそこられますし,関東平野が氾濫原であったことなんて,お恥ずかしながら知らなかったし…。ボクの隣に居たITさんが藤井先生を絶賛していたのでそれによるバイアス(あるいはひねくれか?)もあるのですが,ちょっといまいち納得がいかないところもありました。特に,何かの必要性を説くときに,「海外ではこうだから」というのは,ボク的にはどうも附に落ちません。そういう評価が普通なのかも知れませんが,本当に必要であればその必要性ってのはもっと内在的に言葉(形)として出てくるものなんじゃないかなぁと思ったりもしました。あと,後半のお金の話は,単に知識が足りないだけだと思われますが,ボク的にはあまりピンと来ず。
- 作者: 藤井聡
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2010/10/01
- メディア: 新書
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