A way of thinking

筆者個人の思考過程です。意見には個人差があります。

Hare, L., 1992. Aquatic insects and trace metals: Bioavailability, bioaccumulation, and toxicity. Critical Reviews in Toxicology 22, 327-369.
Hare, L., Tessier, A., 1996. Predicting animal cadmium concentrations in lakes. Nature 380, 430-432.

Hareさんの長いレビューを読んだ後に,すぐ後にNatureに論文を出しているのを発見。WHAMで推定されたフリーイオンの濃度*1を使ってハエ目の一種の体内濃度を予測すると,水素イオンとの競合と有機物への吸着を考えない場合に比べて,よくフィットしたという結果。Tonyの論文では引用してなかったけど,これは引用すべきだったんじゃないかなぁ。とりあえず,結果は綺麗。

*1:もっと正確には,[Cd2+]/[H+]+Ka