A way of thinking

筆者個人の思考過程です。意見には個人差があります。

宮田さんのアンケートに答えてみました。ここ。あいかわらずな感じですが,よろしければ。
以下引用ですが,それぞれなりに責任を持ちつつある時期なのではないかというのは,あーそうかもなぁと思いました。

個展タイトルの「ワークスペース」という言葉じたいは加藤が自身の制作などから選び出した言葉ですが、宮田はいつもの駄洒落感覚で、そこから「ワーク/スペース」と「ワークス/ペース」という2つのことばを見つけてみました。みつけたばかりで、まだこれらのことばがどんな意味を持つのか分かりませんが、仮に以下のようなことだとしてみます。

「ワーク/スペース」はそのまま実際のアトリエなど作業環境のことであり、さらには作品のための行為が行われる範囲(絵画であれば頭の中のイメージから画面上までであるとか、音楽であれば譜面やイメージから指先や体全体までであるとか)のことであったり、観念的には自分の専門範囲についての認識なども含めてもよいのかもしれないということにします。

「ワークス/ペース」はそのまま制作にかかる時間やペースのことであり、作品そのものが求めてくる時間、道具が求めてくる時間、制作へいたるプロセスが求めてくる時間とも言い換えられるかもしれません。音楽や研究などではまた別の言い換えがあるでしょう。

ともあれここで大事にしたいのは語の定義ではなく、そこからどんなことを考えるかです。

われわれ世代(宮田・加藤の年齢27才プラスマイナス5年くらいでしょうか)というのはちょうど、このようなふたつのワークスペースに対して、作家それぞれの方法論のようなものを見つけはじめたり、制作拠点を構えはじめたりするなどして、それぞれなりに責任を持ちつつある時期なのではないかと思いました。