A way of thinking

筆者個人の思考過程です。意見には個人差があります。

「現象論」「群集」でGoogleしていたら見つけた,小池さんの文章。なんか同じようなことを考えているなぁって思った。示唆的。生態学センターのニュースレター?は結構おもしろいので,Jeconetに流れたら結構目を通していたりする。
http://www.ecology.kyoto-u.ac.jp/ecology/activities/publish.html

京都大学 生態学研究センター・ニュース  No. 5
自分としては,本当に環境の設計に役立つのは群集生態学の発展だと思う。現象論的なVegetation Science 的ないきかたでなく,もっと機能的なアプローチであり,またかつてのシミュレーションもののように問題の本質を見失って多くの要因を盲目的に取り込むことがないような,実際の群集での研究とあわせて概念モデルをうまく利用して本質を見極めて行くいきかたがよいと思う。概念モデルを使うことによって研究材料によらない一般性の高い議論が可能になる。ただし,全研究者が同じ問題意識とアプローチで研究するのではなく,独自の問題発見とアプローチの発見とを行いつづける必要がある。