後出しじゃんけんは,大人も子どもも言語道断である。ちょっとだけ日常っぽい話題(愚痴)を。以下の例は,あくまでフィクションです。
例えば,あるプロジェクトをみんなで協力してやろうという話になっているとする。その中には外国人の方(ここでA氏とする)もいて,どうもうまくコミュニケーションがとれていないとする。そのチームは,作業を分担し,みんなで「こういう方向で行こう」という合意をとったとする。でも,その中のA氏は,あまりよく分かってないけどとりあえず「合意」した模様である。
A氏には,B氏という友人が居て,他の人たちと比べて,その人は距離的に近い場所にいる。B氏はなんとなくプロジェクトの方向性を知っている。さて,いよいよ,そのプロジェクトで,まとまったアウトプットを出す段階になった。残念ながら,A氏は「こういう方向」を良く理解できていないので,少し違う方向で動いてしまう。たまたま,A氏とプロジェクトの他の方を繋ぐ機会があったB氏は,方向性を確認し,B氏に「方向が違うよ」「こういう方向です」と教えてあげた。と,B氏から出た言葉は,
「それをやる意味がわからない。ボクはやらないよ。そうみんなにメールするよ」
〆切がある大人の世界で,多分,こんなんなったらキレる通り越して,もう呆れます。
おそらくミソはいくつかあって。A氏以外の側だと「コミュニケーションをB氏としっかりとる(共通の言語を使う)」というのがあるけど,B氏にも問題があって*1,
- よく分からないのに合意した
- よく分からないままに放置した
の2点だと思います。
異論があっても,波風を立てないようにしていると,かえってめんどくさくなる場合も少なくないと思う。実践!交渉学に書いてあったけど,「最初に合意したことを後で変更されるのは,気分がよくない」ものなので。最初からきちんと意見は言うべきである。
- 作者: 松浦正浩
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*1:もちろん,後になってやめるっていうのは言語道断