A way of thinking

筆者個人の思考過程です。意見には個人差があります。

なぜか見覚えのある表紙で,Bookoffで100円だったので,購入。読了。しずかな日々と合わせて,夏休みな本。良かったです。

夏の庭―The Friends (新潮文庫)

夏の庭―The Friends (新潮文庫)

向こうから電車がずんずん近づいてきて,今ここで落ちたら,電車につぶされて必ず死ぬって考えた。するともう,落ちないではいられないような,すごいじれったいような感じになっちゃってさ(p.21)。死んでもいい,と思えるほどの何かを,いつかぼくはできるのだろうか。たとえやりとげることはできなくても,そんな何かを見つけたいとぼくは思った。そうでなくちゃ,なんのために生きてるんだ(p.114)。まったく。世の中,イヤラシくて,腰抜けなやつばかりだ(p.161)。つまりわからないってことが,こわいのモトなんだよ,結局(p.175)