A way of thinking

筆者個人の思考過程です。意見には個人差があります。

Mims, M.C., Olden, J.D., 2012. Life history theory predicts fish assemblage response to hydrologic regimes. Ecology 93, 35-45.

生活史戦略から予測される魚類群集の流況に対する応答を実データから検証した論文。と書けば,ちょっとかっこいいですが,個人的には,ちょっとこねくり回した感と統計学的有意性*1に頼った感があって,そんなにです。既存の仮説から導かれる事前の予測をほぼ支持するような結果が出たこと*2が,説得力を高めているのかなと思います。ちょっとyの値の取り方も,えいや,な感はありますし。期待してたよりは,というのがボクの感想です。

*1:分位点回帰を使っているのですが,うーん。散布図的にはあーこんな見た目のデータですか,,という感じ

*2:と,(邪推すれば)Oldenさんが書いたことも?。少なくともボクが同じ論文を書いて,Ecologyに出したらどうなるんだろう。というか,そういう効果って調べるの楽しそう。。