A way of thinking

筆者個人の思考過程です。意見には個人差があります。

某方の記事経由で知ったのですが,海の底生魚*1の総セシウムの量はほとんど減少しておらず,福島近海のものは基準値(100Bq/kg wet)を半分くらい超えているという報告です(この基準値で比較して良いのか,厳しくしたリスク低減効果があるのか,というのはまた別の問題です)。このデータ自体は,ずっと公開されているもののようで,個人的に特段,目新しい感じもしなかったのですが,その割にちょっと某方の記事の書き方が…が気になるなぁという印象です*2。この論文に引用されていて気づいたのですが,東工大でケミストリーな方もPerspectivesとしてScienceに投稿されてたのですね。知りませんでした。

Buesseler, K.O., 2012. Fishing for Answers off Fukushima. Science 338, 480-482.
Yoshida, N., Kanda, J., 2012. Tracking the Fukushima Radionuclides. Science 336, 1115-1116.

*1:こいつらが放射性物質を他の魚に比べてため込むよう。憶測ですが,放射性物質が底質にあるからと思います

*2:今度会ったら聞いてみます