A way of thinking

筆者個人の思考過程です。意見には個人差があります。

Hanafiah MM, Xenopoulos MA, Pfister S, Leuven RSEW, Huijbregts MAJ. 2011. Characterization factors for water consumption and greenhouse gas emissions based on freshwater fish species extinction. Environ Sci Technol 45:5272-5278.

中身はきちんと理解できていないが,水利用と温暖化ガス排出を,河川の魚類種数と関連付けた論文。課題は沢山議論されていて,とりあえず,計算できるようにしたというのがウリのように(個人的には)思える。

  • 細かいが気になる点。
    • Xenopoulos et al. (2005)の種数を使っているが,原文には,在来(native)の種を選定したという記述はない。むしろ,(おおざっぱに言うと)そういう区別はできないので無視したという感じの記述有り。誤解していました。(修正:20110826)主要な河川は,在来種のみを含めて,それが区別できない川もあったが,その寄与は小さいだろうという記述あり。
    • 式(2)に河川のボリュームVが入っていること。ちょっと気になる。