A way of thinking

筆者個人の思考過程です。意見には個人差があります。

INUEさんから教えてもらった文献をざっと読んでみました(後半の事例は読み飛ばし)。事例が話題性があった化学物質に偏っているところなど,気になるところはいくつかありますが,とてもおもしろかったです。(以下,ボクの印象です。不適切な表現がありましたら,ご連絡下さい)基準値の設定には,結構曖昧な数値(例えば,不確実係数)が使われていて*1,それがうまいように,あるいは曖昧に文書で記述されている。こういう話に対して(状況証拠や確固たる根拠も少ない状況で),つっこんで議論するのはだいぶしんどいように感じます。でも,重要。

杉山大志, 木村宰, 田邉朋行, 青木 一益. 2009. 環境規制策定における科学・技術・社会要因. SERC Discussion Paper

*1:安全側の仮定ではある