A way of thinking

筆者個人の思考過程です。意見には個人差があります。

発生源解析とかノンポイントソースとかって言葉に,魅力を感じるヒトは多い?ようです。発生源解析の簡単なモノは主成分分析のようなものだし(間違ってたらご指摘下さい),ノンポイントソースも…という話をしました。リスク評価の目的はリスク管理であるというのは,OKさんのお言葉のようですが,管理をある程度見据えて評価を考える上で,どういう研究が必要なのかを見極めることが重要だと思う(自戒の念を込めて)。
###追記
で,偶然にも,とある勉強会学んだこと。おおざっぱにまとめると,リスク評価の結果は意志決定に役に立つことが重要であるということ。逆にざっくり言うと,研究者の趣味や知的好奇心で,”より労力をかけて”リスク評価方法を検討したとしても,それが意志決定において意味がなさなければ,「お疲れ様」ですということになるということ。一つの問題は,役に立つとか,意味をなすとか,どう定義するかということにあるような気がする。勉強会でも話が出ていましたが,例えば,「①意志決定が変わらなければ価値がない」とするか,「②いやいや,より自信を持って意志決定を行うことができればそこに価値はあるんですよ」とするか,哲学みたいになりそうです。まぁ要はケースバイケースだとは思いますが,ボク個人的には,

  • 選択した意志決定Aがほぼ正しいと分かっている場合→①
  • 選択した意志決定Aが少し怪しい場合→②も重要になってくる

のように。逆に言えば,

  • 選択した意志決定Aがほぼ正しいと分かっている場合→②の主張はいまいち

ということは言えるのかもしれません。
まぁこれもかなり定性的な表現ではありますが。個人的メモとして。
あと一つ,意志決定に必要なリスク評価を行うためには,意志決定者とリスク評価者が話し合える場がある(あるいは,リスク評価者が必要なリスク評価を知る)ことが必要なのですが,そこの辺りが具体的なイメージができなかった(聞けば良かった…)。