- 作者: Chim↑Pom,阿部謙一
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2009/03/27
- メディア: 単行本
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坪井さんの話がとても良い。いやーとっても素敵なおじいちゃんに違いない!!
(090903追記)
■作品は未完成
この本を読んでいて感じた違和感は,田中さんも指摘しているように,多くの論者が「まだ作品を見ていないのだから,批評すべきではない」というスタンス。冒頭に”騒動”に関する本だからという前置きがあるし,確かに,仰るとおりなのですが,全体を通してそういうスタンスがある意味「逃げ」のように感じたのも事実です,それが良いかどうかは別にして。
成長するのはいつも子どもだ。
■爆心地のこと
「爆心地の話をつたえてくれる人は,いません」という言葉は衝撃的だった。
■感想
まだ生でChim↑pomの作品を見たことがないのですが,非常に個人的には好きな感じだと思っています。トリッキーで,どこかゆるい感じで,なんとなく現代的で。だから,できた作品はどこかで見れたらいいなと思います。ただ,事実として,ピカッの話って,周りの人は全然知らないんですよね。あと,人との関わりってのは重要だなぁと改めて感じました。
東京とかそういうところにいたら,どうしても論理が先にいって抽象化されていく。そんなんが多い。それはそれでええんですよ。理性的にものを考えにゃいかん。ところが我々のは,具体性もあって,じつに生々しいからね。そのバランスがとれるのが,いちばんいいんですよ。