A way of thinking

筆者個人の思考過程です。意見には個人差があります。

ブランディングとは愛されること

これもSNSで流れてきて気になっていた本。科学的根拠に不安を覚える箇所があったり、記述がに気になるところがあったのですが*1、著者自身の経験に基づくものとして読む限り、共感できる点も多く楽しかったです。「自分のことではなく、自分の愛するものについて語る」とかが一番面白かった。自己紹介とかで自分のことを理解してもらおうと自分のことを説明しがちなんだけど、確かに「自分の好き」と「相手の好き」が一致していたりすると共感を覚えて*2、より印象に残ったり興味をもってもらえたりということはあるように思ったり。この本で語られていることなんですが、今のSNSの仕組みとかまさにそんな感じだよなぁとも思ったり。このあたりの説明として、脳の部位の話が出てくるんだけど、このあたりがなんかボクにはすっと入ってこなかった(脚注1参照)。メカニズムはおいておいて、論理的な部分とそれでは理解できない(直感的な)部分があって、後者への訴えが大事だし、それを前提とすると、色々見えてくる世界も変わるでしょというのはその通りだなぁと思った。その他にも、付録「ものづくりを成功に導く7つの原理」とかは、『多様性の科学』とも繋がる部分もあって面白かった*3。。

ちなみに、転職とかを考えているわけではないです。出向を理由に少し一般書?を眺める時間を作ってみたりしている(あるいは、読書をストレス解消にしている)だけです。

*1:このあたりボクがよく知っていて根拠が足りないと言っているわけではなく、根拠があるかないかしらないけど、なんとなく安心して読めなかったというだけです。

*2:まぁでもそれは同じ大学出身とかのいわゆる経歴とかでもありえると思うけど

*3:てか、偶然だろうけどかなり同じ主張をしている