A way of thinking

筆者個人の思考過程です。意見には個人差があります。

2012-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ノニルフェノールの水質環境基準の設定に関する答申にパブリックコメントの募集がされていて,年末帰省した際に,関連書類を読んで,5つのコメントを出してみました。パブリックコメント初体験なのですが*1,整理として, 提出したパブリックコメント(オリ…

Ecorisk通信終刊

メーリングリストとかに全然宣伝されていなくて残念なのですが,エコリスクの最終刊に松田さんと五箇さんの対談が載っていて,とってもおもしろい。必見です。しょうもないかもしれませんが,個人的には,五箇さんのプレゼンを「最後ばーんと情念でブレーク…

Kimberly DA, Salice CJ. 2012. Understanding interactive effects of climate change and toxicants: Importance of evolutionary processes. Integr Environ Assess Manag 8:385-386. Learned Discourse。タイトルそのままの主張。まぁ当然といえば,当然…

Open Accessな論文誌は,PLoS ONEとか色々出てきているけど,論文を掲載するのに,結構なお金が必要になる(例えば,十数万とか)。 シュプリンガーから,International Aquatic ResearchっていうOpen Accessでタダで論文を掲載できるジャーナルができました…

Barata et al. 2006. Toxicity of binary mixtures of metals and pyrethroid insecticides to Daphnia magna Straus. Implications for multi-substance risks assessment. Aquatic Toxicology 78, 1-14. タイトルからは明白ではないけど,毒性試験から出て…

Meyer et al., 2012. Water chemistry matters in metal-toxicity papers. Environmental Toxicology and Chemistry 31, 689-690. Meyerさんら,大御所が並ぶ"Letters to the Editor"。Jho et al. (2011)の論文の問題点を指摘しつつ,"The take-home message…

2年前に3ヶ月ほどイギリスのカーディフ大学に滞在して,その後色々試行錯誤して投稿した論文が昨日受理になりました。有り難し。年末の振り返りでも書いたのですが,非常に当然ですが,Steveの英語力(表現の豊かさというか)を痛感した次第です。インターコ…

イギリス短期滞在したときに,Edに会いに行くために,訪問したランカスター大学のCentre for Ecology & Hydrologyですが,結構有名な人がいる機関のようですね。行く前はまったく知りませんでしたが,なんかここに所属している人が雑誌のEditorだったり,特…

Morrissey, C.A., Pollet, I.L., Ormerod, S.J., Elliott, J.E., 2012. American dippers indicate contaminant biotransport by pacific salmon. Environmental Science & Technology 46, 1153-1162. STさん得意のサブシディ(subsidy)の話と,汚染物質の…

Vaughan & Ormerod, 2012. Large-scale, long-term trends in British river macroinvertebrates. Global Change Biology. 偶然見つけた印刷中の論文。Vaughanさんはボクが行ったときにも研究室に居たけど,残念なことに,なぜか交流がなかったな。1991-2008…

Mudge et al. 2012. Setting an optimal α that minimizes errors in null hypothesis significance tests. PLoS ONE 7, e32734. (論文中盤は読み飛ばしています。)有意水準αは0.05が使われることが多いのですが,その値は客観的なものではなく,伝統的に…

水環境学会1&2日目

笑われそうですが,水環でオド-ハーキンスの法則というのを初めて聞いた。単なるメモ。 1日目の夜に,「若手の会」というところで,有り難いことに発表させて頂きました。半分くらいはお世辞かもしれませんが,複数の方におもしろいと言って頂けて良かったで…

アラートにかかってきた牧野さんが共著に入っているScienceの論文。素人読みですが,特定のサイズ(や魚種)を選択的に漁獲するよりも,いろんな魚種やサイズを漁獲する,Balanced fishingが漁獲量の面でも,生物多様性の面でも,良さそうだ。というお話だと…

久々にタワレコに行ったので,試聴して購入。インスト。The Slipっぽく感じるかも。Dreams Say, View, Create, Shadow Leads(ボーナス・トラック2曲収録/正方形紙ジャケット仕様/解説付き)アーティスト: Dustin Wong出版社/メーカー: Plancha発売日: 2012…

アラートにひかかってきたのですが,こんなワークショップがあるんですね。リスク研究学会の若手WSからの流れですかね。 ポスト3・11のリスクガバナンスを考えるワークショップ

AICcのメモ

SA R

以下,いつも通り,とりあえずのメモとして。 生態学あたりでは有名な以下のモデル選択本では,サンプル数が小さい時には,AICではなく,AICcの使用が進められています。Model Selection and Multimodel Inference: A Practical Information-Theoretic Appro…